航空機事業のDNA

航空機産業の一翼を担う技術力

20世紀初頭から培ってきた熟練技術の結晶、それが新明和工業の飛行艇や航空機コンポーネントです。長年受け継いできた高度な技術を生かし、世界で唯一外洋での離着水が可能な水陸両用飛行艇をはじめ、海外民間航空機メーカー向けのコンポーネントも開発・製造しています。

航空機事業の仕事の流れ

営業・受注
航空機の製造には莫大な時間と設計変更を要するため、フェーズごとに仕様やスケジュール調整を行います。
設計・試験
安全性を最優先に、試験を繰り返しながら設計を進行。試験結果を報告しながら随時調整を実施します。
開発・製造・試験
設計・試験と並行して、機器の開発や材料・部品の手配を実施。関連部署が一体となり製造を進めます。
納品
完成した製品を納品。防衛省の開発では最初に試作機を納品し、その後本格的な試験が始まります。

航空機事業のここがポイント!

  • 外洋での離着水が可能な世界唯一の水陸両用飛行艇
  • 航空機メーカー向けのコンポーネントを開発・製造

事務系社員の活躍風景

商学部 経済学科 (当時入社7年目)

US-2の契約を通して緊急時の安全を確保する。

防衛省及び海上自衛隊に向けて、水陸両用飛行艇(US-2)の新規受注及びメンテナンス営業を行っています。限られた防衛費に対して予算要求を出していただき、それが通らなければ契約を結ぶことができないため、常にお客様と協力しながら受注活動に取り組んでいます。水陸両用飛行艇は現在岩国航空基地をはじめ各地で運用されており、救助のために出動して活躍したという話を聞くと、自分の仕事が人々の安心や安全に繋がっていることを実感し、本当にやりがいを感じます。そして水陸両用飛行艇はメディアで取り上げられたり、民間転用の話があったりと、これからの日本を代表する技術製品。その最前線で活躍していることに喜びと誇りを感じています。

自分の確かな仕事が、人々の安心・安全に繋がっている。

営業とは、お客様の問い合わせや要求事項を解決していく中で喜びや達成感を見いだせる仕事です。かつてお客様が要求する納期が厳しかった際も、「何とかしたい」との想いからお客様とも会議を繰り返し、無事に事態を回避できたことがとても印象に残っています。製品の信頼も大切ですが、そのためにはお客様から自分を信頼していただくことが何より重要です。それを常に心に留めながら、日々仕事を楽しんでいます。

技術系社員の活躍風景

工学部 機械航空工学科 (当時入社7年目)

新たな空を目指し、ビジネスジェットを開発中。

民間機技術部で、ビジネス機の設計を担当。入社5年目くらいまではボーイング787の金具を設計していました。6年目からはアメリカの某航空機メーカーのビジネスジェット機の新規開発プロジェクトに参加し、主翼のフラップ製作を担当しています。設計要求はメーカーによって異なるため、最初の8ヵ月は海外に滞在。顧客先のエンジニアや、ヨーロッパ、インドなどのサプライヤー企業とともに連日基本設計を繰り返しました。今は図面設計も終わり、詳細設計を進行中。パーツの厚みやフィッティングなどを調整する毎日です。今後は、製作、組立、初飛行、そして量産というステップが待ち構えており、数年後に大空を舞う姿を想像しながら頑張っています。

努力とやる気が、新たな世界の風を切る。

新規開発プロジェクトは、自身初の海外出張。しかし英語はあまり得意ではありませんでした。そこで現地では出来るだけ直接会って用件を伝えたり、仕事においても、質やスピードなどで期待を上回ることで信頼関係を構築。言葉の壁を超え、基本設計の完成まで辿り着きました。大切なのは、本人のやる気と努力。それがあればどんどん仕事を任せてもらうことができます。国内外問わずにいろんな知識を吸収し、バランス感覚のあるエンジニアになりたいですね。