Automatic wire processing machines産機システム(自動電線処理機)

自動電線処理機は、自動車や家電製品などの機器の配線に使われる電線を切断・加工する装置です。
その仕事内容をTRD301シリーズの開発を例に説明します。

久野 勝

開発に関わった人たち

私は機械設計担当として他の2人のメンバーとともに開発に携わりました。開発設計は、私たち機械設計者と電気設計者・ソフト設計者が協力して進めます。このほか、市場調査を担う営業本部、3次元CADおよび3次元解析ソフトに精通したIT推進グループ、部品・部材を調達する資材課、機械部品を組み立てる製作課、製品検査項目を決める品質保証課などと協力して仕事を進めます。

開発に関わった人たち
久野 勝

開発エピソード

2002年から開発に着手したシリーズ新型機は、環境に優しい特殊電線の加工が必須条件になりました。この電線には一般的な電線に通用していた加工の常識が通じず、お客さまにいただいた特殊電線を実際に加工して問題点を何度も洗い出しました。それをもとに改善を重ね、苦心の末に2003年末に販売を開始しました。

ココがすごい!

  • 環境と安全に配慮した設計
    端子圧着の品質は業界トップクラス 自動電線処理機は、電線の切断・絶縁部の剥ぎ取り・端子の圧着・防水用ゴム栓の挿入までを一度に加工する機械です。高品質な加工を特長としていて、特に端子圧着の品質は業界トップクラスと評価されています。
  • 国内最高レベルのボデー容積と間口寸法
    シリーズ全機で世界中に約5,000台を納入 新明和工業の自動電線処理機は、故障が少なく頑丈な機械として定評があります。私たちが開発した新型機は、自動車部品メーカーを中心に、現在までに約500台を納入しました。シリーズ全機で言えば、世界中に実に約5,000台も納入したことになります。

生産工場案内

自動電線処理機の生産拠点は宝塚工場です。量産品とはいえ、お客さまごとの仕様に対応した生産は大変難しく、日々改善に取り組んでいます。現在、TOC(制約条件の理論)と呼ばれる、目的達成のための制約になっている箇所を集中的に改善する新しい手法を取り入れ、生産体制の見直しを図っています。

生産工場案内

自動電線処理機への想い

入社後すぐに設計に配属され、部分的とはいえ初めて開発に携わった機械なので、まるで我が子のような思い入れがあります。お客さまに機械を納入した数年後に、ターゲットにしていた特殊電線加工で非常に調子がよく、「次回も新明和の機械を購入したい」と言っていただいたことが一番嬉しかったです。お客さまのご要望は尽きることがありません。これからも、その想いに応え続けたいと考えています。

自動電線処理機の主な製品

新明和の自動電線処理機は、加工後の品質の高さでお客様から高い評価を得ており、40カ国以上に納めた実績があります。

  • TRD301シリーズ
    TRD301シリーズ 主に自動車市場向け
  • TRD401シリーズ
    TRD401シリーズ 自動車市場向けの最上位機種
  • TR500シリーズ
    TR500シリーズ 主に家電製品向け