自分が設計した製品のスケールに圧倒された

設計開発W.K.

特装車事業部
寒川工場 設計部
ダンプグループ
当時入社5年目 ※取材当時の情報

転職理由

EV化への不安と「完成品を作りたい」という思い

新卒でエンジン部品のメーカーに入社し、設計として約8年勤めました。そこでは自動車やバイクなどのエンジンに組み込まれる部品を製造していたのですが、私が在籍していた期間はEVシフトの流れが加速していた時期で「いずれエンジン部品の需要はなくなるかも?」という懸念が社内に広がっていました。その懸念から私も将来に対する不安を抱いており、30歳を目前にして転職を考えるようになりました。

それまでの経験が活かせるよう同じ自動車業界への転職を考えていた中で、子どもの頃からダンプトラックなどの「はたらく車」に興味があったため、その分野で知名度の高い新明和に応募しました。また、前職では部品だけを扱っていたため「車としての完成品に関わりたい」という思いもあり、その点でも新明和はマッチしており入社を決めました。

仕事内容

ダンプに対するお客様の”こだわり”を設計の力で実現

入社からずっと、ダンプトラックのボデー(荷台)部分の設計を担当しています。ダンプトラックは車体部分をトラックのメーカーが製造し、ボデーを私たちが製造して組み立てます。標準的な仕様は決まっていますが、見た目の装飾にこだわるお客様も多いため、設計に求められる業務もオーダーごとに異なります。装飾のこだわりにも個人差があり、例えば「大きな看板を付けたいので、そのための切り欠きを入れてほしい」、「外側に縞模様のあるアルミの板を貼り付けたい」といったご要望をいただいたことがあります。このようなリクエストがあれば「構造上問題がないか」「法規上問題がないか」などを確認しながら設計に落とし込みます。

また、塗装や材質、形状などのご要望にも細かく対応します。3年目からは指導員として後輩の育成も担当するようになりました。私が新人だった頃は先輩から「まずは自分で手を動かしてみて、考えてほしい」と教わり、つくりやすさやお客様の使いやすさを考えながら仕事を進めることを学んだので、同じことを後輩にも伝えていきたいと思います。

仕事のやりがい

設計したものがつくりあげられていく喜びと感動

前職でつくっていたものは手のひらサイズで、エンジンに組み込まれてしまうと外からは見えない部品でした。そのため、自分の仕事としての成果が実感しづらく、「これが世の中の役に立っている」といわれても、あまりピンと来ていませんでした。

現在は自分の設計したダンプトラックが工場内で少しずつ形になっていく過程を見ることができ、完成品も迫力たっぷりの大きさです。机で設計図を作っているときは一枚の紙ですが、それが実物になったときのスケール感の差には驚かされます。実際、初めて自分が設計したダンプの完成品を目にしたときは、その大きさに圧倒されるとともに、「こんなにすごいものを自分が設計したのか」という感動を覚えました。そして、そのダンプトラックが人々の目に触れる場所で活躍していることにも大きなやりがいを感じています。

これからのキャリアプラン

業界の変化を捉え、ニーズに的確に応えるスキルを磨く

ダンプトラックは建設工事だけでなく、災害復興など人々の暮らしを守る仕事にも必要とされるものです。そのような需要に応えるためにも、お客様のご要望に合った製品を的確に提供できるよう設計スキルを上げていきたいと思っています。

また、近年はダンプトラックにもEV化の動きが生まれようとしています。EVになってもボデー自体の構造や設計が大きく変わることはありませんが、バッテリーやタイヤ周りの機構に干渉しないように油圧シリンダーの位置などを再設計する必要が出てくると思います。このような業界のニーズの変化にも素早く対応できるよう、知識を蓄えていきたいと考えています。