環境システムは、ごみ処理施設や中継施設の製造を主に手がけています。
その仕事内容を福岡県遠賀郡岡垣町に納入したごみ中継施設のプロジェクトを例に説明します。
開発に関わった人たち
当社からプロジェクトの主要メンバー5名が参画し、そのうち私は設計統括の立場でした。あとは現場代理人を務める生産管理部工事グループのメンバーと2人で先行して現場に常駐し、協力工事会社やお客さまとの間で仕様を決めていきました。その情報を社内で取りまとめているエンジニアリング部リサイクルシステムグループのメンバーに報告し、プラント工事と建築工事の工程を調整してもらいました。
開発エピソード
1997年1月に国が「ごみ処理に係るダイオキシン類発生防止等ガイドライン」を策定したのを受け、福岡県では1999年3月にごみ処理広域化計画が作られました。そして既存の焼却施設の老朽化にともない、北九州市の清掃工場に可燃ごみの処理を委託することになり、ごみを中継輸送する施設を設けることになりました。着工したのは2005年10月、当初から工期の厳しいプロジェクトでありながら、お客さまのさまざまなご要望に応えて2007年完工。「立派な施設を工期内でよく間に合わせてくれた!」というお客さまの評価に達成感を覚えました。
ココがすごい!
生産工場案内
設計・施工・製作においては他部署と連携しながらも、設計担当者がすべての工程に携わっています。設計や仕様の変更を現場で行うことで、必要な情報が即座に施工・製作の現場に届くため、迅速な対応が可能になります。厳しい工期に対応できるのも、こうした設計・施工体制があるからです。
ごみ中継施設への想い
増え続けるごみを処理するためには、膨大なエネルギーが必要です。コストを抑えて効率よく処理するために、用途に合わせた設備を設け、再使用・再生利用も考慮した中継施設を計画していきたいですね。お客さまに信頼され、喜んでいただける施設となるよう、運用の使い勝手まで配慮した設計を心がけています。
環境システムの主な製品