戦後復興から、今の経済発展を支え続ける技術力
戦後の復興期から日本を支え、今なお お客様のニーズに合わせた多様な「働く車」で、輸送・作業の合理化に貢献。社会の基盤を支える200機種以上の特装車ラインナップと業界一を誇るメンテナンス体制で、きめ細かなサービスを提供。トップメーカーとして海外でも活躍しています。
主にディーラーに対して、ダンプ、ミキサ、塵芥車やテールゲートリフタなど、さまざまな“働く車”の取引をしています。当社はシェアの高さからリピート率が高く、ディーラーと 一緒にユーザーの所へ訪問し、打ち合わせすることもよくあります。聞き取ったニーズは設計と打ち合わせし、試行錯誤を繰り返した後に納品。ベース のままではなく、カスタマイズされることの方が多いため、大変ではありますが、考えたり提案するのが とても楽しいですね。また、これまでに無いバイク運搬用の車を製作するなど、新しい製品開発を行うこともあります。同じことを繰り返すことが少ない、モノづくりに近い仕事であるため、営業視点プラス創造力が求められるのも魅力です。
働く車と言えど、機能性の他に見た目のデザイン性にもこだわられるお客様が多いのもこの業界の特徴です。塗装の色やステンの磨き、架装物の形状など要求は多岐に亘り、また、一台あたりの価格は高級外車より断然高額なため、求められるレベルも厳しくなります。時にはダンプに登って寸法を測ったり写真を撮ったりと、車好きの私にはたまらない仕事。自分の関わった特装車のデザインが業界で流行ったりすると、とてもうれしいですね。
生産技術課に所属し、生産技術や設備開発・導入を担当しています。基本的に生産 技術は工場を向いた仕事。加工や組立のための作業位置を示す治具という生産設備を設計・導入することで作業精度を高めたり、各種 機械の導入検討、設備保全などさまざまな面から環境改善を行います。同じ仕事はほとんどなく、常に改善ニーズを聞きながらベストな環境をつくり出すため、いつも発想力をフルに使っています。今は レーザー加工機の導入を検討しており、限られたレイアウトの中で、どのような配置や作業工程を組み込むかなどを考案中。自分の仕事が会社の品質や生産性を左右するため、常にベストを目指すことにやりがいを感じています。
印象深い仕事は、ダンプのテールゲートをロボットが自動で溶接する機械を設計したことです。テールゲートは、取り付けるダンプによって材料の幅や厚 みが異なります。そこで、どんな材料であっても対応できるように機械の図面を作成しては検証・修正を行い、またロボットがどんな箇所にでも溶接できるようにワークプログラムを何度も調整。完成した機械は今も最前線で活躍しており、自分の仕事が技術向上に貢献していることを誇らしく思っています。